スピノラ将軍を退けることに成功したイサック。
つかの間の平穏。
しかし、それも長くは続かず、プリンツの母からの一通の手紙で状況は大きく変わっていく。
【イサック:19話】ネタバレ
スピノラ率いる大軍を退け、訪れたつかの間の平穏。
みんなで料理を囲み、先の戦闘を振り返る。
みんながみんな口を揃えてプリンツの指揮があったからだ、という中で、オットーはイサックがいなかったらと思うと…、と語る。
「そうだイサック無しでは勝てなかったろう」
銃の手入れをするイサックを横目に見つつ、そういうプリンツ。
プリンツもまた、イサックの働きに感謝していた。
しかし、イサックはスピノラとの戦いで派遣された援軍。
スピノラを退けた今、契約は終了したといえる。
オランダに帰るのだろうか、という面々に、プリンツはこれからの事を話す。
プリンツの兄がいるプラハに皇帝の大軍が迫っている。プラハでの戦いこそ命運を分ける大きな戦。
城を守ることは大切だが、プリンツは兄と共に戦いたいと考えていた。例え、この城を離れることになろうとも。
「プリンツあなたは今ではフックスブルクの英雄だ」
オットーのその言葉に、他の兵士たちも賛同の声を上げる。
ここでこの城を守っているというだけでも戦略的価値はある、と続けるオットー。
しかし、プリンツの気持ちは変わらない。だからこそ、イサックにはこの地に残って欲しかった。
そんな話をしていると、門番兵がハイデルブルクからの使者が来たことを報せた。
「プリンツ・ハインリッヒ宮廷はあなたの武勇伝でもちきりです」
そう話すのはハイデルブルクからの使い、ゴットフリート。
ゴットフリートが来たのにはもちろん理由がある。
プリンツの母からの手紙を届けに来たのだった。
プリンツが手紙を読んでいる間、手持ち無沙汰なゴットフリートにオットーが声をかける。
先の戦いで大活躍したイサックを紹介するようだ。
「銃でも剣でも素手でも強い最高の戦士だぞ」
そう話すオットーに、オットーが言うからにはよほど強いのだな、と不敵な笑みをこぼすゴットフリート。
しかし、イサックはそれを横目に見るだけ。
「ゴットフリートクラーエンシュタイン城に行くのは難しいか」
手紙を読み終えた様子のプリンツが少し焦った様子でやってきた。
クラーエンシュタイン城といえば、カトリック・リーガの盟王、バイエルン公国の中にある城である。
飛び地とはいえ、敵地に乗り込むようなものだった。
危険すぎます、というゴットフリートに手紙の内容を話すプリンツ。
手紙の内容はこうだ。
オーストラリアのフォン・ハラハ伯爵がプリンツに会いたいと申し出てきたようだ。
それを受けたプリンツの母は、もともとプロテスタントとカトリックが戦うことに胸を痛めていたこともあり、フォン・ハラハからの仲介の依頼を引き受け、今回手紙を寄越した。
「母上は和解を夢見ておられる戦士として戦いたいが、戦場で勝つだけが戦ではない。母上は大事な役割を私に託してくださったのだ」
ハラハ伯爵とは、皇帝の側近であり、ウィーン宮廷の最有力者でもある。
更に、イエズス会修道院の学校で学んだ経歴もある、ガチガチのカトリック信徒。
そんなハラハがプロテスタントと本気で和解するとは思えない。
罠では?というゴットフリート。誰が聞いても尤もな意見であるが、決戦が迫っている今、和解するならこのタイミングしかない。
母の意思を尊重したいプリンツは引き下がることは無い。
「どうしても行きたいんだな」
そう言ったのは、後ろで話を聞いていたイサックだった。
イサックは、仇であるロレンツォを倒すまで帰るつもりは無い、と語る。
ロレンツォは戦場を求めて現れる。だからこそ、プリンツが行くのなら自分も同行しよう、と名乗りを上げた。
バイエルンまでは、道中のアーレンに近い宿駅で馬を替えられれば一日半でつく。
しかし、戦争をしている敵国。そう簡単に移動できるはずもない。
もしプファルツのプリンツだとわかれば人質にされるか殺されるか…。
そこで、プリンツは商人に変装して行くことにした。
商人ならば行き来することが出来る。
しかし、プリンツは商品知識もないし何かを作れる訳でもない。
すぐにバレます。というオットーの言葉に助け船を出したのはオーパだ。
お世話になったお礼としてついて行く、と志願してくれた。
その代わりにゼッタをこの安全な城で面倒見てやって欲しい、と頼むオーパにプリンツはすぐに頷いた。
オーパ、プリンツ、イサックはバイエルンへ
荷馬車を引くオーパともう1人の兵士。
そして、荷馬車の前をゆくプリンツと、荷馬車の中に潜むイサック。
この4人でバイエルンを目指す。
出発してすぐ、郡の警吏(警察官)に止められてしまった。
どこからどこへ行く、という問にオーパが答えると、バイエルン訛りが強いことを指摘された。
「はいバイエルン生まれで方言がわかるから雇ってもらってます」
ここは上手く交わしたが、今度は荷馬車の中の荷物に目をつける。
もしかしたらプロテスタントの町に武器を運ぶ可能性もある、という警吏頭の言葉に、荷物を全部下ろして検分しますか?と問う部下。
もしそうなれば、荷馬車に隠れているイサックの存在がバレて騒ぎになるのは確実。
イサックとプリンツがそっと剣に手をつけた。
その時だ。
「こんなものばっかり積んでるのよ武器なんてないんだから!」
荷物の箱の中から出てきたゼッタはそう言ってお玉を掲げた。
その姿に、拍子抜けした警吏頭はプリンツ一行をただの金物商だと認めて去っていったのだった。
「どこに隠れてたんだおかげで助かったが」
プロテスタントの町に置いてきたはずのゼッタが乗っていたことに全く気づいていなかった一行が驚く中、ゼッタは警吏頭を追っ払うことに成功して得意げだ。
プリンツも、ここで騒ぎを起こさずに済んだことは大きい、とゼッタを褒めた。
その後も変わりなく荷馬車は進み、バイエルン軍の検問所に到着した。
役人を騙すことは出来たが、さすがに戦争中で気を張っているバイエルン軍を騙すことは出来ないだろう。
それをいち早く理解していたイサックは、俺が合図したら全力で走れ、と伝えた。
警吏頭に聞かれたのと同じ質問に、オーパと同じように答えるプリンツ。
これだけですぐに通して貰えれば良かったが、やはりそう簡単には通れない。
テントから出てきた検問兵の上司と思わしき小太りの男が手配書を手にプリンツの顔を見比べていく。
そして、小太りの男の手が止まったその時。
「走れ!」
イサックが叫んだ。
それと同時にプリンツも荷馬車も一気ひ走り出す。
もちろん敵軍も追って来ようとする。
それを受け、イサックは荷馬車を飛び降りた。
「このままクラーエンシュタイン城まで駆けろ!!」
敵地で一人取り残されたイサック!
目的地・クラーエンシュタイン城へ辿り着けるか!?
【イサック:19話】感想
展開が目まぐるしいですね。
やっとスピノラを退けたかと思えば、休む間もなく今度は敵地に潜り込むとは…。
忙しすぎません??(笑)
でも、戦争ってこういうものなんでしょうね。
しかし、イサックはやはりかっこいいですね。
プリンツ一行を目的地へ辿り着かせるために自分1人が残るなんて…。
プリンツ一行が無事にクラーエンシュタイン城へつけることを祈ります!
そしてイサックもサクッと敵をのして合流出来ることを祈ります!
そう簡単には行かないだろうけど!
次回が楽しみです。
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